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無自覚な恋人
2009/03/25
title:無自覚な恋人
author:秋さん

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「ねえ、ムウ」

ある穏やかな昼下がり、部屋で一緒に過ごしていた紫龍がちょっとそわそわしながら話しかけてくる。

「なんですか?紫龍」

「う、うん、あのね。俺、よくここに来るじゃない?だからさ、いっそここに住みたいなあ…なんて。そしたらムウともっと一緒にいられるし…。あ、ムウが迷惑じゃなければだけど、もちろん!」

そんな事を顔を赤らめながら言う紫龍。
私がNOなんて言うはずがないのに。
ムウと一緒にいられるから、なんて無自覚なオトシ文句。


でもね、紫龍。
まだ気づいてないのかな。
君がここに来る度に


紫龍のコップ
紫龍のハブラシ
紫龍のパジャマ
紫龍のタオル
紫龍の洋服
紫龍の好きな香り


どんどんどんどん増えていて

紫龍の場所も増えていて

もうここは君の居場所になっているのに


それに気がつかないのも無自覚?
それを教えてあげたら、どれだけ赤くなるかな?


春が近付き、引越しにはいい季節。
紫龍は何がいるかななんて考えて、その時ようやく気付くんだろう。

もう全てここにあると。
今より更に顔を赤くして。

だけどきっと嬉しそうに笑うんだろう。
その笑顔を見られるなら
少しの間、気付かぬふりをしていよう。

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無自覚な恋人/20090211~0327 HAPPY BIRTHDAY to MUxSHIRYU!!!

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